輪がめぐり
世界の果てまで映し出す
風と光の音を聞いて
炎と雪の影を拾って
高く高く高く
どこまでも羽ばたいて
我が恵み
深海の底をのぞき込む
森から受ける恩恵と
海から受ける恩寵と
調和を保って廻れ
運命よ
遠く遠く遠く
どこまでも響き渡って
輪がめくれ
ひしゃげた世界に涙を落とす
こんなはずではなかったのに
私はどこで間違えたのだ
まだ迷っている、と
運命よ
お前は廻れないのか
翼を失った天使は 地へ 更に下へ 堕ちていくしかないのか
蒼天を見てはいけないと
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