3 / 下 塗 り

□ 画 材    

色塗りは、愛用の透明水彩
サクラマット、ホルベイン、ときどきぺんてるを使います。
筆は、出自不明の(笑)、面相筆<中>です。これ一本で広い面も細かなところも何のその! 使い込んでいるためとても手に馴染んでおります。

□ い ろ づ く り    

普段は下塗りなんてせずに、いきなり塗ってしまう私ですが、(何しろ日頃のモットーは「紙の白を生かす!」)今回はメイキングということで。

今回のお題は、「たたずむ」です。
なんでたたずんでいるかというと、死の間際だからです。(という設定。)

というわけで、死にかけの、朽ちかけの色を演出するべく、ラフ絵の紙にいろいろ試し描き。

いろ探索。

1 チャイニーズホワイトと焦茶色。(ともにホルベイン)→ 白を二つ持っていて、いつもどちらかわからなくなるのですが、どうもチャイニーズ(オペーク)ホワイトのほうが癖のある白で(写真だとよくわからないですが)、チタニウムホワイトのほうがあっさりした白だということを思い出す。

2 チタニウムホワイトと焦茶色。→ なんかいいかも!
3 2の色を塗り、乾かないうちに藍色を重ねる。→ しまった失敗。

4 3の色が綺麗じゃなかったので、2に黄色やら何やらまぜたものを塗り、乾かないうちに藍色を重ねる。→ しまった失敗。しかもさっきより汚い…。
*このとき、3が乾き始め、乾くと意外に使えそうないい色じゃないかと気付くも、元となる2の色はすでに他の色になっている。俺のミスだ。

5 青はとりあえずおいといて、白と黒と焦茶を混ぜてみたものに、赤を重ねる。→ 全然イメージ通りじゃない。

下塗りもどき。


□ 下 塗 り    

迷ったら初心に戻れ!

結局、2の色を作り直す。(すぐできる。)

死にかけの、朽ちかけの色ということで、白(チタニウムホワイト)と焦茶色を混ぜた色をうすーく塗ってみました。
微妙に濃いところ薄いところをつくってゆきます。

下塗りとか言いつつ、影の部分しか塗ってないあたりが小心者(…)。


[部分拡大図]
下塗りもどき部分拡大。

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