BLUE 2001.01.08
すべて夢の中へ
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空を飛ぼう
果てしない碧の海と
斜めに横切ってく鳥達の群れ
ま白な雲さえも追越し
意識を手放したら
広がってゆく自由
游いでいく
古い鉄鎖などは捨て
忘れてゆく
張り詰めた心が
自由を求めてる
石の走路などは外れ
昇ってゆく
照れくさい謝辞も
鮮やかに消え
言葉など無い
向かう先は虹の滝
濁りのない場所
猫柳のような わた雲が
少しずつ開いていく
光りが差し込み、
そして夢にのみこまれる
醒めない碧の中へ
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碧を渡ろう
天に広がる一面の碧を
翼のついた靴を履いて
神々の使いに導かれ飛ぼう
訴願した望みも
償われた罪も
金星の瞬きの間に消える
晒された調和を振って
出てくるものは波 色の波
接合を待つ 鎖の欠片
銀の輝きを放つ
碧を渡ろう
蒼穹に飛ぼう
天に広がる一面の碧を
果てしない碧の海を
高き視点は濡つ地を見る
戦ぐ風と葉とを散らし
地を叩く雨粒を見ている
音が止んで 碧が戻る
嘘のように雲は退き
まっ青な天が姿を現す
醒めない碧の中へ
意識を手放し広がりゆく自由
碧を渡ろう
虹の滝を探そう
君を追って私はゆく
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