⇒「海の見える丘」を読む





あとがき



本日は終戦を迎えたという日なので、それにあやかった話を書いてみたかったのが一番の理由。それにお盆の季節でもあるので、墓参りネタになった、と。…ついでに以前からやってみたかった、「相手がこの世にいない」ネタを重ねてみたら、あんな話に。

デュオファンの自分としては、いつもデュオの視点から書くことが多かったので、今回はヒイロの視点からに挑戦。思ったより難しくなくて、何とか描けたもよう。…いつもの無口で格好良いヒイロはどこへやら、って感じもしますが(笑)。

あ、それと本文中のカタカナな台詞ですが、あれはイタリア語です。

 チャオ(Ciao):
  「こんにちわ」「じゃあね」(軽い挨拶。英語の Hi、Bye に相当)
 アリヴェデルチ(Arrivederci):
  「さようなら」(別れの挨拶。英語の Goodby に相当)
 グラツィエ(Grazie):
  「ありがとう」(お礼の言葉。英語の Thank you に相当)

 片言しか知らないくせに、響きが好きで、友人相手にたまに使う(汗)。その昔、知人の知人が書いたオリジナル小説で、登場人物が喋っている台詞の中にイタリア語が混ざってて、格好良いなぁ…いつかこーゆうの書きたい、と思ったことがあり、今回ついに実行に移った、というわけなのです(笑)。

 場所をイタリア半島に限定したかったのではなく、単に好きな言葉なので使ってみただけ。…だから「リラ(Lira)」というイタリアのお金の単位も、そんな理由。(「リラ」はもうすぐなくなるから、多分「ユーロ」のほうが適切なのだろうけど、同じく響きが好きだから。)






⇒「英雄譚」トップに戻る