書簡を届けにきた青年の、 瞳の中の群れるような青。
北 か ら の 手 紙2004.06.06
銀の風を携えて、 細い剣を携えて、 陽気な唄を頬で転がし、 それは突然やってきた。 二度目で最後の北からの手紙。
冷たく澄んだ北の空の色で、 ついて来いよとそれは言う。